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ギターとベースとVOCALOIDのつれづれづれづれ
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※これを鵜呑みにして楽器に悪影響が及んでも責任は取りません。自分の楽器は自分で世話をして下さい。

●順反りについて
・ネックが弦の張力に負けて、ボディ表側に向かって反ること
・弦高が高くなる=弾き難くなる
・トラスロッドで修正する場合、ネジを時計回りに回す
・角度は、時計の文字盤で5~10分くらい回したら様子を見る(フジゲン担当さんの話)

●逆反りについて
・ネックが弦の張力に勝り、ボディ「裏」側に向かって反ること
・弦高が低くなる=弦がフレットに当たってビリつく、特にローポジション
・トラスロッドで修正する場合、ネジを「反」時計回りに回す
・角度は大きく回しても特に不具合は起きない(フジゲン担当さんの話)

●今回の処置
・OSの症状は逆反り(5フレット以下でビリつき)
・トラスロッドは5分(=30°)ほど回して、一日放置

●結果と考察
・翌日弾いてみるとビリつきは解消していた
・今回は緩める方向に30°でも効果は十分だった
・ネックは時間をかけて変形していくので、最低一日は様子を見る

●インターネットで仕入れられる知識
・一般的なトラスロッドはネックが逆反りする方向に力が掛かるよう、湾曲させて仕込んである=弦の張力と釣り合うように作られている
・ネジを締めることによりネックの中心部を指板方向に押し上げ、相対的にネック両端には逆の力がかかる
・弦の張力やトラスロッド自体など、木にとっての外力で徐々に曲がる場合、トラスロッドで直しやすい曲がり方をすることが多い(元起き・腰折れを除く)
・環境の変化で木が変形した場合、トラスロッドでは直しにくい(歪な)曲がり方になる場合もある
・指板とネック本体の反り方の違い(含水率や接着剤の影響)で反る場合は木の変形と言え、どのように反るかは個体次第
・トラスロッドは15~30°ずつ回すことを推奨する意見が多く見られる

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 ジャガーの新しいブリッジが届きました。



 買ったのはこれ → 「ポップ☆ギターズ」のサイトへ
 フェンダーのピックはお店が付けてくれたオマケでしょうか。



 サイトにも「ウィルキンソンがデザインしたものらしいです(未確認)」ってあるけど、本当だろうか。オクターブ調整はやりにくそうな形です。ローラーサドルとしての機能が欲しかったので、普通のABR-1がローラーサドルになっただけの物でもよかったかな。
 ともあれ、ローラーがクリクリ回るし、アーミングしても大丈夫そう。装着が楽しみです。

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久々にフェンダージャパンのストラトを出してみたら、弦の振動がほぼ元に戻っていました…何だったんだろう。
というわけでアルミトーンを再移植。相変わらずクリーンでは綺麗な音なのですが、アンプシミュレータを通すと下品な歪みになります。擬音にするなら、ギャリギャリという感じ。ベニヤのレスポールに付けた時の方が、歪みとしては整理された音だったような気がします。
…今度ジャガーに移植してみようか。
アルミトーンはアコースティックシミュレータとの相性もツボを見つけられなかったので、汎用性のない楽器となってしまっています。もうちょっと何とかしたい。

えっ、世間はクリスマスイブ? 知らんがな(´・ω・`)

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 先日、ジャガーとジャズベースをいじくりました。ジャガーはスイッチポット取り付けによるタップ機能の付加と、ハイパスコンデンサの追加。ジャズベースはピックアップ交換です。

 まずジャガー。
 元々ボリュームに付いていた500KΩのポットを取り外し、同じく500KΩのスイッチポットに交換しました。プッシュ-プッシュ式のスイッチポットがインチサイズしかなく、プッシュ-プル式にします。一番安かったSCUDのポットを選択。
 これで念願だったコイルタップが実現。タップすると中音域がスカッと抜けて、ピークの音域が上にシフトしたような感じになります。しかしキラキラするような超高音域は出ず、低音域は意外と残っているので、やはりハムバッカーの音です。しかし音のバリエーションは確実に増えました。
 それからハイパスコンデンサを付けてみました。これには「お試し」として105円のフィルムコンデンサ(0.0001μF)を選択。
 一番安いパーツを付けたのに、これがなかなかどうして面白いです。ボリュームを絞ると半分くらいまでは低音域だけが削れていき、高音域はあまり変化しません。軽いコードストロークに適した音になります。さらにボリュームを絞ると高音域も削れていって、最終的に音量がゼロになります。
 これにより、低音域が欲しい時はボリュームを上げないといけなくなりましたが、音色の選択肢が広がったというメリットの方が大きいと考えています。



 続いてジャズベース。
 CoolZ純正品はlouisというブランドの物でしたが、これをDiMarzioのModel Jに交換しました。元々のピックアップはシングルコイルですので、各ポットは250KΩのものが使われています。Model Jはハムバッカーのためセオリーとしては500KΩのポットを用意すべきですが、数値の大きなポットは高音を通し、場合によっては音痩せのように聞こえるという噂。よって、まず純正品を使って不満があれば交換することに。
 それにしてもModel J、デカイです。底面に付いたマグネットの分、純正品より高さがあります。ベースによっては座刳りを深くする必要があるのでは? 高さ方向以外も微妙に大きかったですが、幸い、うちのベースにはギリギリ収まりました。
 装着後の音は「ブン!」とプレベのようなパワー感。元々の音は低音がそれほど強くなかったので、あまりの変貌っぷりに驚いています。ちょっと低音が強すぎる気がするので、そのうち500KΩのポットに交換しようと思います。せっかく4芯ハムバッカーなので、タップスイッチも。
 Model Jはポールピースの高さが調節できる優れものです。このポールピースが黒いため、ちょっとダークで悪そうな見た目になりました。ポールピースひとつでこんなに変わるとは。


 携帯電話のカメラだと真っ黒で何が何だか分かりませんね。ヴィンテージスタイルが好きな人にはオススメできない見た目です。

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 フジゲン大町工場にお邪魔した時、印象に残ったことをかいつまんで。

 ギターは音はもちろん良くしなければならないが、見た目も非常に重視される。突き板を貼ったギターなどはその最たる物だ。それ以外にも、アッシュやアルダーなどの3ピースを貼り合わせる時、継ぎ目が目立たないように木目を合わせて貼る。シースルー塗装と作り分けることはしていないようだが、悪く言えばこれらは、突き板や潰し塗装でいくらでもごまかせる。
 ネックはそうはいかない。特にメイプル1ピースネックは、白いメイプル材を整形していくうちに隠れていたシミが出てくることがある。程度にもよるが最悪の場合は廃材になってしまうという。演奏には影響がないはずなのだが…。

 当日は楽器店のバイヤー達が検品に来ていた。フジゲン社員が検品してOKを出した物を、さらに厳しい基準で検品するのだ。オリジナルブランドとして店頭に並べる為である。自社基準をクリアしていても、NGを出されることがあるという。
 ブランド力の維持を考えると、良い音で美しい楽器を作らなければならない。だが、美しくなくても良い音がする楽器は存在する。

 一枚板で美しく良い音がするのが理想なのだ。しかし実際はそうもいかない。各メーカーで工夫が凝らされている。
 いつか雑誌で見かけたが、海外のあるメーカーでは、均質で理想的なギターを作るために、木を粉砕してプレスする方法を採り始めたという。なるほど、確かに一枚板のような個体差は出にくいし、従来廃棄されてきた節のある木でも使える。
 国内の某メーカーでは、従来柾目や板目で取られていた木を、木口に切って敷き詰めた物をボディ材にしたモデルがある。音響的に優れているといわれ高価だ。しかし木を有効活用する手段にもなり得る。
 タイムレスティンバーといえばフジゲンだが、中には青みがかった物が出てくる。量産品として並ぶと一本だけ色が違うので違和感があるが、これが「サファイアブルー」と呼ばれ珍重される。誰が言い出したのか定かではないが、普通とは違う物をどう見るかで物の価値は変わる。サファイアブルーを血色が悪く感じる人はいるだろうし、スポルテッドメイプルの模様を気持ち悪いと思う人だっているだろう。

 木の「トロ」の部分だけを使っている。これは考えなくちゃいけないこと。
 案内をしてくれた偉い人の言葉が印象的だった。


 廃材のメイプルで作られたマウスパッド、¥2,500。杢が際立つように撮ったけど、それにしてもすごい模様。

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