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ギターとベースとVOCALOIDのつれづれづれづれ
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 ギターメーカー・フジゲンの社長だった上條欽用(かみじょう よしもち)さんが、去る3月1日に亡くなっていたそうです。69歳という早すぎる旅立ちでした。
 この時代にフジゲンという会社を残すため下した苦渋の決断と、自動車の内装等新たな事業展開に踏み切った勇気を…それによって痛みを被った多くの人がいることを承知の上で…私は讃えたいと思います。

 フジゲンの製品を初めて手にしたのは去年の4月。「オーソドックスだけどよく響くし、弾きやすい」という感触は、他のメーカーの楽器を触るにつれ、より確かな物となりました。
 ほとんどの国産ギターは高品質かつ高級品で、とても手を出せる品物ではありません。もちろんフジゲンも、云十万もする高級品を作っています。
 しかしフジゲンのレギュラー製品なら、私のようなサラリーマンでも買えました。そして何より、気持ち良く弾けるのです。高級品ではないけど高品質…そんな製品のおかげで、エレキベースもエレキギターも、とても身近な物になりました。こうした物は、ある程度の資本を持つ企業という体制でないと、作ることは難しいのではないかと思います。

 フジゲンのベースやギターを、手にすることができる喜びを噛みしめながら。心からご冥福をお祈りいたします。

 現在、フジゲンの社長にはご子息の上條啓水さんが就任されています。今後の益々のご発展を願っています。

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