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ギターとベースとVOCALOIDのつれづれづれづれ
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 2009年の春先に、関西→九州→四国と、ぐるっと回る旅をしました。その旅の準備の時に、ふと目に止まって衝動買いしてしまったのがこのギターです。唯一、一緒に旅をしたギターですね。



 1万円を切っていて、一体どんなもんかと思いましたが、小さいボディらしく陽気な音です。何より涙形のボディがかわいいですし、音色も聞き慣れたギターとは違うので、別の楽器みたいな感じです。
 安いだけに難点もあります。サウンドホールの正面にいないと極端に音量が下がったり、弦高がやたら高かったり、ボディ形状の関係で座って腿に楽器を載せることができない等…ちょっと弾きにくいですが、面白いと思います。

 見た目はとにかくシンプル、というか安っぽいです。ヘッドにはロゴ等は一切無く、サウンドホール周りの装飾は、なんとシールです。指板は黒く塗られていますが、木が痩せて端の方から木の地肌が覗いてきました。地肌の状態を見るに、ローズウッドのような油の多い木ではない様子。これはちょっと不安です。かといってオレンジオイルを塗り込もうにも、塗装のおかげであまり染み込みません。まあ、ささくれなければ何でもいいです。
 他の部分に目を向けてみると…
 トップはたぶんスプルースでしょう、まっすぐな木目です。センター2枚合わせ。層を見る限り、ベニヤではないようです。
 バックは3層のベニヤで、一番表側はメイプルの突き板。内側はMDF。真ん中は不明ですが、MDFかなぁ。
 サイドとネックは茶色に着色されていますが、木目からメイプルと推測。
 安いギターですが、力を入れるところと抜くところを分かっているような気がします。バックが寂しいですが、この値段なら何も言いますまい。

 こいつはルーマニア生まれで、「Reghin(レジン)」という楽器メーカーが作っています。入門用のバイオリンなど、クラシックの弦楽器が主力商品です。「HORA(オラ)」というギターブランドを立ち上げていて、クラシックギターを弾く方には「値段の割に良い音」と評判のようです。

 とまあ、細かいことを書きましたが。遠く東ヨーロッパの国から旅をしてきたギターだと思うと、なかなかロマンのある話じゃないですか。「鳴らないギター」として片付けてしまうのは、勿体ない気がします。

 さて、旅先でどれくらい弾いたのかというと…

 3月上旬の河原で弾くのは、ちょっと無謀でしたw あっという間に手がかじかんで、さっさと撤収してしまいましたとさ。

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ナイロン弦に交換しました。
私は買ってすぐナイロン弦に交換しました。
単板らしいまとまりのある音がして気に行っています。
omi 2010/10/05(Tue)15:56:30 編集
Re:ナイロン弦に交換しました。
はじめまして! コメントを頂きまして、ありがとうございます。
言われてみれば、ネック太め、指板が平らで、クラシックギターみたいな特徴ですね。弾きこなせなくて最近は敬遠気味になっていますが、私も試してみたいと思います。
【2010/10/05 19:18】
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