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ギターとベースとVOCALOIDのつれづれづれづれ
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 最近『パクリ』という言葉をTwitter上でよく見かけるようになりました。そういう「事件」があったので仕方ないとは思いますが、できれば目にしたくないものです。
 メロディパクり疑惑で記憶に新しいのは、岡本真夜さんの曲と中国の作曲家の件ですね。岡本さんには失礼ですけどあれは笑っちゃいました。
 ちょっと遡りますが、小林亜星さんと服部克久さんという大御所同士の事件が印象深いです(参照『記念樹事件』)。『あっぱれさんま大先生』のエンディングテーマとして印象深かった『記念樹』は、この事件によって耳にすることがなくなるばかりか、誰かが演奏することも難しくなりました。

 作曲していると、今まで聴いたこともない曲と同じメロディ、似たような編曲は、絶対に起こります。作曲する者は、常にこの恐怖と戦っているはずです。私もそうです。でも、カブるのはもう仕方ないと思っています。問題は、悪質か、そうでないか。その一点だと思います。

 今回話題になっているKAT-TUNの『Never×Over』は7名の作曲者による作品のようで、7人のうち最初に書かれている方がメインの作曲者なのかなと思います。で、この方はどうも外国人らしい。外国人だから日本のアマチュアの事なんか知らないかというと、そうとも限りません。ひょっとしたら『DYE』を聴いていたかもしれません。でも、どうしてこうなったのかは本人に聞いてみないと分からないことです。
 イントロから数小節が『DYE』と同じ進行というのは、確かにパクりだと『言われても仕方ない』と思います。曲の印象づけとしてはサビより大切なところですから。ただ、作者が意図的に似せて、オマージュでもないパクりをしたと認めるならそれは仕方がないけど、「曲中の何割の音程が一致して…」という分析で作者が予測しなかった一致がみられた場合、それは責められるべき事なのでしょうか?
 冒頭で書いた記念樹事件は、こうした分析によってパクりと認められた事象です。このやり方で色んな作曲家が裁判を起こしていったら、ほぼ全員廃業することになるんじゃないかと思います。

 だから、もう触れたくないのです。

 この件で友達同士で傷つけ合う人までいるようですが、好きな音楽の信仰と人間同士の繋がりと、どっちを選ぶかくらい考えようぜ。これがキッカケでで相手の嫌な部分が見えてしまって、どうしても受け入れられないというなら…時間が解決してくれるのを待つしかないのかな。

 気になるのは、『DYE』の作者さんがこの騒動以前から作品を非公開にしていること、この騒動によってさらなる苦痛を受けることです。ジャニーズファンもボカロファンも冷静な行動を取ってほしいと思います。



 昔話というか、懺悔。

 私もアマチュアながら、MIDI投稿サイトでメロディが似ているといった類のトラブルがありました。当時は相手に噛み付きもしました。
 今思えば、相手には悪意が全くなかったし、私の曲を聴く義務もない。『私は一生懸命メロディを考えて、編曲を考えて、何度も何度も打ち込み直して、やっと完成させたのに』…そう思っていましたが、その思いは相手も同じだったんですよね。むしろ、心を込めた作品を公開したら先に公開された曲と似ていたなんて、ショックだったと思います。
 私がその人だったらどうだろう。今だったら他人の作品と似ていることは別に何とも思わない、むしろ近い発想の持ち主だろうから友達になりたい。でも、相手はDQNでクソガキでメチャクチャ牙を剥いていて、「後発の方が悪い」と一方的に言われてしまったら。多分その曲は封印してしまうだろうなぁ。
 …ええ、知っていたと思うけど、とんだDQNなんですよ、私w

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