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ギターとベースとVOCALOIDのつれづれづれづれ
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 ぼかりすで思ったこと。
 人間が歌った「お手本」は、その曲にしか使えないのかな、と。

 ぼかりすは音声データから抽出した特徴を、ボーカロイドの各パラメータに割り当てることで真似をさせるのだと思います。その特徴を汎用化させられないものかなと思ったのです。音程やテンポといった曲データと、歌い方のイントネーションデータを、分けて保存するという。

 それぞれの人間が持つ歌い方の特徴(声色、口の開き方、ビブラートの掛け方、しゃくり上げ方など)をパターン化できれば、いちいち歌わなくても、どんな歌にでも、その人らしい歌い方をボーカロイドに真似させられます。
 声の特徴というとボーカロイドの根幹に関わるようなことに聞こえますが、たとえば初音ミクならあくまで初音ミクの持つキャパシティの範囲内で真似をするので、キャラクターは保たれます。
 データなので、見方を変えれば打ち込みの特徴のパターンとも言えます。手動調声がうまい人のパターンを自分のボーカロイドに適用させて、「○○Pが絶対に作らない曲で○○Pらしい歌わせ方」なんてこともできるかもしれない。

 でも書いているうちに、「歌い方の特徴って既にボーカロイドに内包されているんじゃ?」とも思えてきました。うーん。いや、ボーカロイドではなくて、ぼかりすのデータとしてだなー。うーん。


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無題
ぼかろのデータは基本音色データ+midiイベントの基本的ノートデータ。
ぼかりすのデータはピッチベンドやサスティンといった、midiイベントの付加データ。
分けられるようで分けられない事がわかると、なぜ現状のボカロのフォーマットになったか良くわかると思います。
私のあたまん中で歌唱表現ツールを考えてみたのはこんなん。
・一小節を最大64分割程度出来るようなマップ構造。
・プリセットでバラード調とか演歌調とか設定すると自動で歌唱変化をマップごとに割り当てる。
・当然手動でステータスの追加変更解除が可能。
・ステータスは高揚・沈静・しゃくりあげとか形容詞モードがあるといいなーとか。

ぼかりすのデータが体系化されればこの程度の処理は出来るようになりそうな気はするのですが。
ゆきだまる 2012/09/20(Thu)10:17:55 編集
Re:無題
これ面白いですね!今までに無いソフトウェアができそう。

私は既存のMIDIシーケンスの中で、コントロールデータのパターンを抽出するようなことを考えていました。
現状だと1トラック=1チャンネルなので(VOCALOID3でようやくパートの概念ができましたけど)、シーケンスソフトとしてXGworksやSOLのような柔軟性が欲しいなと思っていました。そうすればコントローラ用のトラックを作って、ノート等とは独立したデータの読み込み&編集も手軽にできるのではないかと。

ぼかりすをボカロの各コントローラを制御するプラグインにしておくのはもったいない…というか、いずれ発展するんだと思いたいです。
【2012/09/21 02:45】



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